冬でもシュノーケリング?


この日の朝のテレビ番組「旅サラダ」では、冬の沖縄を特集していた。そのなかで、女優の雛形あきこさんが海に潜って海中散歩をしていた。ちょうどそのあと、ローカル局で、冬でも海の事故が急増しているというニュースが流れていた。

私の知り合いに、海に潜ることを目的に夫婦で移住して本部町に住んでいる人がいる。その方達は、ダイビングのベテランなので心配は要らないだろうが、観光客の中には、冬でも海のレジャーを楽しみにして来沖するマリンスポーツビギナーも増えているという。マリンスポーツのなかでもシュノーケリングは、ダイビングより軽装備でライセンスも不要。誰でも気軽に楽しめるため人気がある。

沖縄県では、今年、シュノーケリングで16人の方が亡くなった。その内、10人が観光客だったそうだ。ニュースでは、冬にシュノーケリングをしにくる観光客に注意を呼びかけていた。いくら沖縄が暖かいとはいえ、1〜2月の那覇市の最低気温は9℃〜17℃である。東京なら4月ごろの最低気温に相当する。本土でも4月に海水浴をする人はいないだろうと思うのだけれど…。好きな人は寒さなんて平気なんだネェ。

第11管区海上保安部や業界団体では、次の点に注意して欲しいと言っているので、お知らせする。
・ 風が10メートル吹くと白波が立つ。海に入れる状態ではない。
・ 防水パックに携帯電話などを入れて通信手段を確保する。
・ ライフジャケットを着用する。
・ シュノーケル・マスク・フィンの使い方を習熟する。
・ 初心者は経験豊富なインストラクターと一緒に泳ぐ。
・ 海の生物に触らない。有毒生物もいる。
・ 沖縄の海に発生しやすい「リーフカレント(サンゴ礁特有の強い流れ)」に遭遇した際の回避方法をあらかじめ学ぶ。

以上、琉球朝日放送、沖縄タイムス、HP「そとあそび」より。海が目的で来沖するときは、安全対策を講じ、体調の悪いときは、せっかく遠くまで来たのだからと無理をすることのないよう、気をつけてお越しを。

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