「ハナリ」とは何?


沖縄には「ハナリ」と呼ばれている島がアチコチにある。たとえば、うるま市の海中道路の平安座(へんざ)島は「ハナリ」と呼ばれている。今は橋で本島と結ばれているが、その昔は離れ島だった。つまり「ハナリ」とは離れ島のことをいう。平安座島のその先には宮城島があり、「タカハナリ」といわれている。「タカ」は「遠い」という意味。更にその先の伊計(いけい)島は「イチハナリ」である。「イチ」は、「もっと遠い」という意味。伊計島では、毎年、夏から秋に美術展が開かれる。その美術展の名称は「イチハナリ アートプロジェクト」である。初めて聞いたときは、単純に「位置」が離れているからだと思っていたが、 位置という意味ではなく、「一番」離れている島なので「イチハナリ」だそうだ。人気のある美術展のようで、昨年は、期間中、21,500人の入場者があったという。島の先端には、再開したホテルもある。専用ビーチ、プール、テニスコート(ハード)、卓球場、展望露店風呂ありのリゾートホテルだった。平成28年3月現在、温泉を掘削中だとか。

西表島の離島にも「内離島」と「外離島」がある。ここは「ハナリ」ではなく「パナリ」と呼ばれている。それぞれ「ウチパナリ」、「ソトパナリ」という。このほかにも西表島の離島に、新城(あらぐすく)島がある。こちらも「パナリ」である。新城島は上地(かみじ)島と下地(しもじ)島の2島からなっているが、駐在所も郵便局も消防署もなく、公衆トイレもないそうだ。どの離島にも定期航路はない。船会社の安栄観光では、5名以上での希望があれば、石垣島から西表島行きの船を新城島(上地島)に臨時寄港させている。平成21年現在、住民登録をしている住人は上地島10人、下地島3人である。なお、前述の内離島と外離島は無人島である。ただし、外離島には、79才になる長崎真砂弓さんが一人暮らしをしている。詳しくは⇒コチラから



 
外離島 新城島
外離島 新城島(右が上地島)
左の下地島に行ったことのある人の話では、「パナリ牧場」があるだけだったとか


本文はWikipedia、8yama.com、トラベルjpなどより。写真はWikipediaより。新城島へ行く方法は、上記の方法以外では、 @ 石垣島や西表島、黒島からのパナリツアー(散策コース、シュノーケリングコース、ダイビングコース)に参加する。A 西表島からチャーター船。B 西表島からシーカヤックを使うなどがある。以前は、島に一軒だけの宿「新城パナリ島宿泊所」を予約すると船の手配をしてもらうことができたが、現在は閉館しているとか。HP「Ishigaki.in」によると、新城島は、神聖な場所が多いので、島外者は立ち入り禁止区域も多く、見る場所が限られているそうだ。

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