沖 縄 移 住 生 活 始 め ま し た
沖縄の方言で「ゆんたく」とは、「おしゃべりする」という意味。
「ゆんたく」だけで「おしゃべりする」という意味だが、
沖縄の言葉では、発音のリズムのために「ゆんたく はんたく」、「ゆんたく ひんたく」、「ゆんたく たくたく」のように、韻を踏むような言葉をつけることがあるようだ。
沖縄に来て初めてグループの山登りに同行させてもらったとき、午前中に山登りを終えて、登山口近くの食堂に入った。
そこで昼食を済ませ、その後、ティータイムとなった。
１時間たっても２時間たっても、皆さん席を立とうとはしない。
私が、時間を気にして、リーダー格の人に「そろそろ帰らないと、お店に迷惑になりませんか？」と小声で聞くと、
その人は、「大丈夫ですよ。沖縄ではこれが普通ですから」と言う
。
つまり、食後は、「ゆんたく」タイムなので、ゆっくりしていくのが当たり前なので、店の人は何も言わないのだとか。
以前、本土で会社勤めをしていたころ、私の同僚が、いつも行くビュッフェで昼食を食べ、食後のコーヒーを飲んでいたら、
女性店主に、「混んできましたから席を譲ってください」と言われたそうだ。
その同僚は、二度と行かないと立腹していた。なじみの店で、そんなことを言われたら、誰でも腹をたてるだろう。その後、ビルが建て替えられたが、その店はテナントだったので再開しなかった。
沖縄では、昼ご飯が数時間に及んでも、それが普通なのだそう。
HP「ゆんたく・ひんたく (沖縄の方言) 」の解説によると、
べらべら。やたらしゃべるさま。
あちまてぃ ゆんたく ひんたく すん
（集まっておしゃべりしている）
沖縄のバンド、紅いも娘の歌「ユンタク ハンタク」 にも
♪〜みんなで花咲く ユンタクハンタク
笑顔をさそうよ ユンタクハンタク
内容ずれても気にしない 笑っていれば
幸せ必ずやってくる 〜♪
という歌詞が出てくる。
また、りんけんバンドの歌「ゆんたく たくたく」 には、
♪〜北谷ぬ浜かい友達小揃るてぃ
暑ちさる中うてぃ蔭深めーてぃ
真昼間ぬ太陽
涼風にすがりてぃ
ゆんたく たくたく
うむしるむん
ゆんたく たくたく
遊ば
ゆんたく たくたく
うむしるむん
ゆんたく たくたく
遊ば〜♪
という歌詞がある。「ゆんたく・はんたく」「ゆんたく・ひんたく」「ゆんたく・たくたく」といろいろな「ゆんたく」が出てくる。
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