沖縄移住生活始めました

沖縄の牛乳は1000mlではない




沖縄の牛乳 沖縄の牛乳


2021年末~2022年初に、コンビニやスーパーが、相次いで牛乳を割引して販売している。需要が落ち込む年末年始に、原料の生乳が大量に余って、廃棄される懸念があるとの業界予測を受けて、需要喚起の動きが広がったためなのだが、今回は、その話ではなく、本土の牛乳パックの内容量は1000mlなのに、何故か沖縄のパックは、946mlなのである。ご存じの方は、おられるだろうか?。

上の画像は沖縄の牛乳で、左側が沖縄森永乳業、右側が沖縄明治牛乳のものだが、どちらもその量は946mlと表記されている。沖縄では、このほかの、どこのメーカーの牛乳も946mlである。本土では1リットル=1000mlなので、54ml少ない。

そのほか、牛乳と同様に紙パックに入ったコーヒーや紅茶、ルイボス茶、さんぴん茶、カフェオレ、ココア、乳酸菌飲料なども946mlとなっている。沖縄の牛乳屋さんがケチで儲けているわけではない。これには理由があった。沖縄は、戦後27年間もアメリカの統治下あり、単位がメートル法の「リットル」ではなく、ヤード・ポンド法の「ガロン」を使っていたことに由来する。1ガロンが約3.785Lで、4分の1ガロンが946mlである。946mlが1Lに一番近い量であるため、ちょうどよいという事でそのまま946mlが使用されているわけだ。 また、ハーフサイズでは、本土では1Lの半分量の500mlが使用されるが、沖縄では8分の1ガロンの473mlで販売されている。

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