沖縄県人はTポイント好き?


Tカード

共通ポイントサービス「ポイント」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)がまとめた平成30年3月末までの沖縄県内の会員(カード所有者)数は87.1万人で、県人口の6割以上であることが分かった。会員数が人口の6割を超す都道府県は全国で唯一、沖縄県だけである。カードが使える提携店舗数は1,363店舗で、1人当たりに占める店舗数は、岐阜県に次いで全国第2位だった。
何故か、多くの県民がポイントを日常生活の中で積極的に活用しているのだ。

ポイントは、皆さんよくご存じのとおり、全国にある提携店で利用金額に応じてためたり、現金などとして使うことのできる共通ポイントサービスなのだが、沖縄県でこのように広く普及している理由の一つは、沖縄県はレンタルビデオ店が多いのだが、人口当たりの軒数は、都道府県トップを走る。ポイントのは、TSUTAYAの頭文字のというぐらい密接な関係なのだが、TSUTAYAを利用する人が多いから会員数も多いのではということは、容易に思いつく。TSUTAYAは沖縄県内に18店舗ある。人口10万人当たりに換算すると約1.28店で、東京都の約1.22店と比べても高い。

また、CCC広報によると、スーパーやコンビニエンスストアなど生活に密着した大手チェーンや地元企業の積極的な参入があると分析する。県内で圧倒的シェアを有する企業が提携店として参入している点も、ポイントの浸透を加速させる要因に直結していると指摘する。たとえばコンビニ大手のファミマは、Tポイントの提携先のひとつだが、いち早く沖縄に出店し、県内321店舗(平成30年3月現在)は大手の中で断トツの1位である。一方、ポンタカードのローソンは218店舗で、セブン-イレブンは、現時点では沖縄未出店である。これも沖縄に会員が多い理由の一つだろう(追記:セブンイレブンは、2019年7月、沖縄に進出した。現在は、150店舗を超え、2023年度中に180店舗を目指している)。

沖縄県内のポイント提携店は、前述のTSUTAYA、ファミマをはじめ、エネオス、くろねこ、琉球新報、デパートリウボウ、スーパーりうぼう、スーパーかねひで、吉野家、ガスト、オートバックス、ドラッグイレブンなどなど、今秋からは県内ホームセンター最大規模のメイクマン9店が加わる予定だとか。 沖縄は、ますますポイント天国になりそう。ちなみに我が家は、私と家内と1枚ずつ持っている。2枚とも私の名義なので、ときどき私の知らないうちに合算され、家内のポイントに化けている。 (--、)


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背景の「首里織」は、首里王府の城下町として栄えた首里において王府の貴族、士族用に作られていたもので、悠々として麗美な織物が織り継がれ、現在に至っています。この作品は、米須幸代さんの「グーシー花織」です。