わんわん詐欺?


島言葉で「私」のことは、「わー」という。つまり、島言葉を使う沖縄の人は、「私が…」は、「わーが」、「私の…」は、「わーぬ」と言うのである。よく使う「私たち」は、「わったー」という。

本島内でも、「私」のことを「わー」ではなく、「わん」とか「わにー」という地域もある。未だに被害が絶えない「おれおれ詐欺」のことは、島言葉で言うと「わーわー詐欺」とか「わんわん詐欺」というが、犬とは関係ない (^-^)(ご参考…「私」のことを石垣島では「ばぬ」、宮古島では「ばん」というと琉球新報の記事に出ていた)。

「わー」によく似た言葉に「うゎー」があるが、私のようなヤマトンチュには、「わー」も「うゎー」もどちらも同じに聞こえるので区別がつかない。実は、「うゎー」の意味は「ブタ」である。「わーわー」と変な発音をすると「私はブタ」と聞き間違えられるそうだ。

相手のことを言うとき、目下だったら、「お前」は「いゃー」とか「やー」となり、目上なら「あなた」のことを「うんじゅ」と言う。ただし、家のことも「やー」と言う。お前の家は「やーやー」?。

「くま」「うま」「あま」は、熊、馬、尼ではない。それぞれ「こちら」「そちら」「あちら」という意味である。

「くり」「うり」「あり」は、栗、瓜、蟻ではない。それぞれ「これ、こいつ」「それ、そいつ」「あれ、あいつ」であり、「くったー」「うったー」「あったー」は、複数形で「これら、こいつら」「それら、そいつら」「あれら、あいつら」の意味である。私もこれを書きながら、間違えそうになっている。対象は、人だけではない。物でも使う。


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背景の「読谷山花織」は、「ゆたんざはなうぃ」または、「よみたんざんはなおり」と読みます。琉球王朝のための御用布として織られていました。絶滅寸前だったものを、昭和39年に読谷村で「幻の花織」として復活しました。