《緊急情報》沖縄で「はしか」流行



NEW 《追記》6月11日、県が「はしか」終息を宣言
沖縄県保健医療部は3月から拡大したはしかの感染について、5月15日以降、新たな感染者が確認されていないとして、国立感染症研究所のガイドラインに沿って6月11日に流行の終息を宣言した。県文化観光スポーツ部の記者会見では「沖縄観光は安全安心だ」と強調した。全感染者99人のうち、30代の感染が31%と最も多く、患者の72%が20〜40代。3月以降、本土でも感染が広がっていた(QAB琉球朝日放送のニュースを元に作成)。

はしかの流行で沖縄移住の下見を控えておられた皆さん、安心してお越しを。沖縄は梅雨に入っているが、5月8日の梅雨入り以降も雨がほとんど降らず、5月の降水量は那覇市で平年の14%の33mmだった。6月も予報では連日、傘マークが出ているが、6/1に那覇で16mm降ったくらいで、ダムの貯水量も50%を切っている。今のところ県内では台風が来た大東島以外、 雨が少なく、離島の座間味村では給水制限も行われているほどである(データは沖縄気象台)。

◎患者数76人(追記:5/4現在90人)

沖縄で「はしか」の感染拡大が止まらない。地元紙は連日、患者数の増加を伝え、4月28日現在、患者数が76人になったと報道している。

3月下旬に台湾からの30代の男性旅行者の発症から1ヶ月も経たない間に感染が広がり、先週には、沖縄旅行をした名古屋の10代男性の感染が確認され、本土への“輸出”も判明し、その男性が受診した病院の30代の女性従業員と同病院を受診した女子中学生ら3名にも感染していたことが分かった。また、本島北部の名護市の中学校では学級閉鎖となり、沖縄科学技術大学院大学(OIST)内の保育園では職員が「はしか」に感染したことから予防措置休園となったほか、「はしか」の感染拡大を防ぐため、嘉手納町の「比謝川こいのぼりフェスタ」、浦添市の「図書館の諸行事」「市健診開始式」、南城市の「あざまサンサンビーチ海開き」の子供向けイベント、八重瀬町の「やえせこうのぼりあしび」、名護市の「羽地ダム祭り」が中止となり、南風原町の「うりずんフェスタ」は秋に延期された。

◎「はしか」は空気感染、マスクでは防げない

「はしか」は麻疹ウイルスによって引き起こされる感染症で、感染力がとても強く、せきやくしゃみによる飛沫(ひまつ)感染だけでなく、空気中を漂うウイルス粒子を吸い込むだけで感染する。例えば、教室や体育館など閉鎖空間で発症者がいると、免疫を持たない人は90%以上の確率で発症すると考えられている。

また、一度発症すると一生免疫が持続するといわれているが、このサイトの管理人である私自身も予防注射を打った記憶もなければ、「はしか」になったことが、あるのかないのかも覚えていない。なお、「はしか」は「麻疹(ましん)」だが、「三日はしか」は「風疹(ふうしん)」といい、原因となるウイルスが異なる。そのため、それぞれに効果のあるワクチンも異なるそうだ。最近は感染による死者数は減っているが、肺炎や脳炎など他の病気を発症することがあり、患者の1,000人に一人が命を落とすと言われている。また、「はしか」のウイルスは、感染してから発症するまでに約10日かかる。(「琉球新報」「国立感染症研究所」HPより)。

◎旅行キャンセルは 、3,558人に

今日(5/6)でゴールデンウィークが終わるが、はしか流行による観光への影響は引き続いており、県の観光振興課の調べでは、「はしか」の影響とみられる旅行のキャンセルが3,558人となったことが発表された。

沖縄県保健医療部では、「はしかの免疫のない人が人ごみに行くと感染の可能性がある」と指摘している。この時期、発症歴やワクチン接種歴のない人の不要・不急の来沖は再考を。

《追記》県内はしか、7日間、発生なし
県の保健医療部は、5月15〜22日の7日連続で、新たなはしか患者が発生していないことを発表した。3月下旬に発生が確認されてからの県内の患者数は99人だった。また、県の観光振興課によると、はしかが理由とみられるキャンセル数は、23日時点で5,450人になったそうだ(RBC琉球放送のニュースより)。


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背景の「読谷山花織」は、「ゆたんざはなうぃ」または、「よみたんざんはなおり」と読みます。琉球王朝のための御用布として織られていました。絶滅寸前だったものを、昭和39年に読谷村で「幻の花織」として復活しました。